「WEBサイトに無料掲載する」詐欺が流行ってます

WEBサイトに無料掲載する詐欺

こんにちは。千葉県柏市のホームページ制作会社3rd Web(サードウェブ)の佐藤です。

今回は直接ホームページ制作には関係ないのですが、「WEBサイトに無料掲載します」という謳い文句で個人店が詐欺に狙われているお話をします。

インターネットに詳しくない、もしくはWEB担当のスタッフがいない店舗経営者の方は気を付けてください。

 

WEBサイトに無料掲載する詐欺とは?

詐欺の手口としては、まず自社のポータルサイトや地域情報マガジンなどのWEBサイトに「御社の情報を無料掲載させてほしい」と連絡をしてきます。

 

実際にZOOMなどのWEBミーティングで取材をして、一通りのヒアリングが終わった後に「半年もしくは一年のみWi-fiを設置してください」と頼まれます。

 

Wi-fiの費用ももちろん無料(キャッシュバックで実質無料)と言われ、状況的に断りにくくなった段階で「半年もしくは一年後に契約解除しないと違約金や自動更新で契約金が発生する」とサラリと伝えられます。(自分たちは代理店なので半年後に契約を切ってもらって全然かまわないというスタンス)

「あなたが契約解除を忘れなければ全員にメリットがある」というプレッシャーをかけてこられて、渋々納得してしまうというケースです。

 

この段階では詐欺ではないのですが、半年もしくは一年後に担当者と音信普通になったり(なぜか個人の連絡先を教えられる)、会社に問い合わせると担当者が退職した、引継ぎなしで突然いなくなって会社としても困っている等と言われます。

 

そのため自分自身でWi-Fiの大元の契約先(別会社)を調べて契約解除をしなくてはいけなくなったり、キャッシュバックの申請が通っていなかったりします。

 

被害額が数万円~数十万円なので、誰かに相談したり被害を訴える手間を考えると泣き寝入りしてしまう方が多いようです。もちろん会社に責任を追及するべきなのですが、一定数の割合であきらめる人がいるのを知っての確信犯ですね。

 

 

無料のWEB集客に期待してしまう心理

テレビや一部のWEBサイト(メディアサイト)はスポンサーが広告料を支払うことで制作されて、一般ユーザーに向けて無料で放映・公開されています。

テレビを無料で視聴できるのが当たり前の時代を過ごしている年代の方は、インターネットの利用も無料であるべきという願望があります。

 

インターネットが普及し始めたころは、多くのWEBサービスが無料で利用できましたが、それはFREE(無料)戦略といってサービスが十分に世の中に広まった後から資金を回収するビジネスモデルです。

 

現在はSNSもスポンサーありきのビジネスモデルから、少しづつ課金制の(利用者からお金を集める)ビジネスモデルに移行しつつあります。全てのビジネスがどこかで利益を回収して成り立っていることを思い出していただきたいと思います。

 

 

WEB担当の専門スタッフの必要性

今回は店舗ビジネスのWi-Fi利用を悪用した詐欺についてのお話でした。

被害にあったオーナー様は、WEBサイト掲載用のインタビューの後にWi-Fi設置が必須条件と聞いて断ろうか悩んだそうですが、「店舗用のWi-Fiはあった方がいい」という根拠のない営業トークで推し進められてしまいました。(実際はすでに別契約のWi-Fiで必要十分でした)

 

このようなときにWEB担当として「インターネットのこと全般」を相談できる相手がいると、むだな悩みや余計な労力と時間を使わずに済みます。

今後こういった詐欺の手口は手を変え品を変え増えていくと思います。社内に詳しいスタッフがいない場合は、相談役としても当社をご利用いただければ幸いです。

 

 

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