商圏エリア内の競合店に実際に調べに行きましたか?
こんにちは。千葉県柏市のホームページ制作会社3rd Web(サードウェブ)の佐藤です。
自分のお店を客観的な視線で捉えるためには、その地域の業界内で自分はどのポジションにいるのかを知る必要があります。今までに商圏エリア内の競合店に実際に調べに行きましたか?
(※今回のマーケティング例のサンプルモデルは小さな個人飲食店をイメージしています。あなたの業界に置き換えて考えてみて下さい。)
競合店をリサーチするポイント
競合店をリストアップして、調査し、自分のお店との比較を行います。
リサーチする競合店をリストアップ
リサーチするのは自店から徒歩15分以内の商圏エリアと、Google、Yahoo!、口コミサイトで地域内の同業を検索したときに上位10番目くらいまでに出てくる店舗を目安にします。理由はそれ以上に遠い距離や検索順位の低いお店はライバル店になる確率が低くなるからです。
※例)「地域(駅名)+レストラン(同業種)」など。同業種でなくても同価格帯で同じ客層がターゲットになりそうな店はチェックしましょう。
WEBマーケティングと言っても、ネット上で出来ることには限界があるので、実際には「インターネットで調べて、自分の足を使って確かめる」方法が確実です。
店頭販促ツールをチェックする
ホームページなどの情報以外に、そのお店が店頭(オフライン)で行っている販促ツールをチェックします。
名刺、ショップカード、パンフレットなどは置いてあるか。facebook(フェイスブック)、Instagram(インスタグラム)、Twitter(ツイッター)、LINE(ライン)、メルマガのお知らせや登録案内があるか。
どんな販促ツールを使っていて、そのお店にどんな客層が来ているのかを参考にします。
図解で自店のポジションをわかりやすくする
実際に競合店を視察に行って、客層、価格、メニュー構成、サービス、内装の雰囲気、料理の味などをチェックしたら、しっかりと現状を認識するために図解で確認しましょう。
せっかく競合店を色々と調べても、人の記憶は曖昧なので、調査した順番によってもかなり評価が変わってしまいます。
まずは大きな枠組みとして、マトリックス図を作成します。
例えば「地元の人が集まって気軽に本格洋食を楽しめるお店」なら、一例として「X軸=客の家族構成」「Y軸=価格帯」といった感じです。複数の要素で図を作成すると精度が高まります。
近隣の競合店をマトリックス図に配置して、空いているポジション、もしくは競合店に負けない強みがあるポジションを確認します。
ポイントとして、完全に空いているポジションを狙う場合は、地域によってはニーズ自体がない可能性もあるので注意が必要です。
この図のような感じで、自分の勝負したいと思っている強みを軸にした図をいくつか作成して、競合店と比較しながら優位性があるかどうかを客観的に判断しましょう。
勝負するべき自店の強みは以下の図をイメージして下さい。
以前に行ったメインターゲットに対するニーズの調査や、自分が提供できる価値を書き出したものをここで活かすことができます。
今回は以上です。