ホームページのデザインの選び方

こんにちは。千葉県柏市のホームページ制作会社3rd web(サードウェブ)の佐藤です。
今回はホームページを作るときのデザインの選び方についてです。ホームページを制作する際、必ずお客様との会話で「どんなホームページのデザインが良いか?」という話をします。
写真やイラストの雰囲気、文字、色使い、などデザインの要素はたくさんありますが、具体的にどんなポイントに注目すればいいのか考えたいと思います。
自分の職種にはどんなデザインが合うの?
デザインは感覚的に「好き嫌い」がありますが、ビジネスとして見たとき「目的を叶えるための手段」と考えると良いと思います。少し理屈っぽくなってしまいますが、「好き嫌い」よりも「売上が上がる」デザインを意識するのがおすすめです。
- 業界や業種に合うデザイン
- 基本的な型に合わせたテンプレートデザイン
- 自分の好みに合うデザイン
少し要素を分けて考えてみます。
業界や業種に合うデザイン
まずは業界や職種によって、お客様(見込み客)から求められていることが違うという点について考えます。
イメージカラー
例えば、ホームページ全体の色使い。
治療院や整体院であれば、お客様は弱った体を元気にさせたい願望がありますよね。そうすると、「自然」「明るさ」「元気」などを連想する色が求められます。自然の生命力を感じさせる「緑」や、太陽やヒマワリのような明るめの「オレンジ」などが、よく使われます。
エステやマッサージなら、リラックス効果のある優しい「ピンク」や、落ち着きのある「ブラウン」または明るめの「ベージュ」などです。
その他の業界でも、それぞれにあるイメージに合わせた色使いが求められます。仮にイメージとは真逆の色を使えば、お客様がホームページを見た瞬間に嫌悪感を覚えて、すぐに別のお店を探してしまうこともあり得ます。
すでにお店(会社)のテーマカラーがある場合は、その色と上手くバランスを取った色の組み合わせにすると良いと思います。
基本的な型に合わせたテンプレートデザイン
取り扱うサービスによって、目に見えて違いがわかるものと、見た目上では違いが判断しにくいものがあります。
写真や文章の配置と割合
飲食店を例に挙げます。料理をメインに提供する飲食店では、美味しそうな料理の写真がお客様を惹きつけます。人間は、色鮮やかで瑞々しい艶やかな食材を視覚で美味しそうだと判断するからです。
食材の産地、収穫方法、加工方法などをいくら言葉(文章)で表現しても、食べ物に関して一定以上の知識を持っている人以外には、美味しさを想像することはできません。このような業界のホームページは写真を目立たせる方が有効です。
一方で病院などの医療系のホームページでは、患者さんが施術したところを写真に撮っても、素人には技術が長けているのかどうかはわかりません。
写真ではなく、過去の経歴や治療方法について多くの情報が記載されているホームページの方が信頼を得やすい傾向があります。
デザインの型
イラストの図のような、イメージ画像をメインに訴求するタイプの型(1カラム)に向いている業界と、多くの情報が見やすく整然と掲載されているタイプの型(2カラム)に向いている業界があります。
1カラム型は画面の上から縦に一列で構成していて、2カラム型はメインのアイキャッチ画像以下を縦に二列で配列しています。(※実際には画面下にもっと縦長にスペースが伸びます)
おおまかに1カラム型か2カラム型か選んでから、お店のブランディングによって、どのようなコンテンツ(情報や記事)の内容にするか検討していくとスムーズにデザインが決まっていきます。
自分の好みに合うデザイン
小さな個人経営の店舗であれば、お店にいるスタッフ(とくにオーナー)の雰囲気、好み、言葉遣い、キャラクター(人間性)などの部分が少し垣間見える方が、安心感を与えたり、好意を持たれたりする可能性が上がります。
先程までの話と矛盾してしまいますが、ある程度のデザイン(型)を決めたら、そこから少し自分の好みを取り入れても良いかと思います。その辺はWEBデザイナーと相談するポイントです。
自分のホームページを作る前に、参考にしたいホームページを探してもらうと制作がスムーズに進みやすいです。
一つ注意したいのは、大手企業のすでにネームバリューやブランドが世間に確立されているホームページは、個人経営のホームページとはそもそも戦略が違うので気をつけたいところです。
最後に
ホームページ制作業者との打ち合わせで、「かわいい感じで」「クールな雰囲気」などの抽象的な言葉のやりとりだけだと、自分の希望するイメージと合わない、もしくは集客できないホームページを制作されたりする可能性が高まるので、「色はこの系統」「フォント(書体デザイン)はこのタイプ」など具体的な話ができると良いですね。
簡単ではありましたが、以上のような基本を押さえることで、集客しやすいホームページになります。参考にしてみてください。